持続可能な流通システムに向けて
2022年11月期～2024年11月期までの
中期計画に基づき、
企業としての持続的な
成長をめざすだけでなく、
持続可能な
社会の実現をもめざす、
キユーソー流通システムの企業姿勢と
取り組みを紹介します。
既存の物流機能をさらに強化し、
「キユーソーがいるから物流
はおもしろい」を実現する。
わたしたちキユーソー流通システムは、
食品物流業界のリーディング
カンパニーとして、
低温物流センターの自動化・省人化、
ドライバー労務環境改善のためのアプリ開発、
RPA導入による業務自動化など、
数多くの革新的な技術開発を実現してきました。
これらはわたしたちが誇るべき資産と
なっています。
そして、業界を牽引するリーディングカンパニー
として、
めざすべき未来があります。
それは『キユーソーがいるから物流
はおもしろい』を実現することです。
築いてきた資産を最大限に活用し、事業基盤の
拡充と業務効率化を推進します。
さらに、幹線輸送網などの新たな物流ネットワーク
の拡大、属人化業務の
標準化など、
これまでの資産を更に発展・強化していくことで、
新たなる成長領域へのシフトをめざします。
成長著しい海外市場において、
更なる飛躍に向けた体制強化を
実現する。
わたしたちはこれまでに、中国、インドネシアを
拠点に海外物流ネットワークを
構築し、保管、
輸配送、フォワーディングまで、食品物流という
事業を幅広く
展開してきました。
いま海外市場では、その物流に関わる
サービス需要が拡大しています。
それは、著しい経済発展とインフラ技術や人々の
生活レベルの
向上によるものです。
わたしたちは、これまで築いてきた国内での
圧倒的な実績と、
中国、インドネシアで既に
確立している海外ネットワークを基盤にして、
マレーシア、フィリピン、ベトナムなどという
新たな海外マーケットに
挑戦します。
国内で培ってきたものと同様の高品位な
食品物流サービスの提供を通じ、
人と食を笑顔で
結び、健康と豊かな食生活に貢献してまいります。
高品位な食品物流サービスの提供。
それは、それらの国々で生活する人々に還元され、
地球規模での
社会貢献に繋がります。
そしてこの挑戦が、既存事業の安定化にも繋がり、
企業としても
より一層の飛躍を果たす。
持続可能な社会貢献と企業の成長スパイラルの
実現をめざし、海外展開を
推進していきます。
深刻化する社会課題に対して、
物流事業を通じた提供価値を
拡大する。
世間で注目されているSDGsに代表されるように、
いま世界では、気候変動や自然破壊など、
地球環境配慮への対応が
求められています。
そこには、わたしたちキユーソー流通システムが、
企業として
果たすべき責任もあります。
最も大きな責任は、「CO2排出量の削減」です。
トラックなどの車両による輸送を主軸としている
食品物流業界では、
一定量のCO2排出は避ける
ことができないと、これまで考えられてきました。
地球のためにわたしたちが食品物流事業を通じて
できること。
取り組みの一つとして、「モーダルシフト」の
推進を行っています。
これは、従来のトラック輸送から、CO2排出量の
少ない鉄道・船舶輸送に
転換することです。
この他にも、太陽光発電システムやLED照明の
導入、物流センター屋上の
緑地化など、社会課題に
貢献するこれらの取り組みは、
国からも認められて
います。
決して止まることない経済活動と、持続可能な社会
の実現のために、
食品を届ける物流から、社会を
変える物流へと進化していきます。
物流業界の構造改革に取り組み、
働く場所としての魅力を高める。
数多くの地球規模での社会課題がある一方、
国内においては少子高齢化社会の深刻化、社会格差
の加速、
生活様式の多様化に伴う価値観の
変化など、環境変化に溢れています。
わたしたちはそれらに対応するため、様々な
取り組みを日々実現しています。
そのひとつが、結ぶ輸送の進化による
「止めない＆泊まらない」長距離輸送の実現。
これは、東京-九州間を複数のドライバーで
リレー輸送し、
輸送自体は止めないながらも、
ドライバー全員が日帰りできる体制を
構築しました。
また各ドライバーの役割を分担して割り振る
ことで、
女性や高齢者等の多様な人材が活躍できる
環境を実現しました。
これらは雇用の安定化だけではなく、新たな輸送
モデルの確立にも繋がっています。
業界を牽引する立場として、社会を変える施策に
率先して取り組んでいく。
わたしたちキユーソー流通システムには、
その確固たる意志があります。
