INTERNSHIP
トップメッセージ
代表取締役社長 富田 仁一
医薬品物流にて、成長機会を拡大
キユーソー流通システムは1966年の創立以来、食品物流のリーディングカンパニーとして人々に欠かせない食の流通を担ってきました。 社名にシステムという文字が入っている通り、当社は高い技術力と物流ノウハウを有しており、問題の本質を解決する、先進的かつ実践的なシステムを生み出してきました。例えば、スマートフォンアプリの活用です。当社拠点へのドライバー入庫予約や、当社拠点からの配送先における待機時間や付帯作業の集計を実施し、労働環境の改善に取り組んでおります。 しかし、そのパイオニアとしての輝かしい足跡は未来永劫にわたって保証されるものではありません。少子高齢化の進展によって日本人の胃袋は小さくなり、食品業界への需要総量は今後も減少傾向が続くと予想されております。昨今の労働人口の減少や物流業界を取り巻く法規制に対応すべく、当社は他社に先駆けて輸送効率の向上などに取り組む等、業界の変化に合わせた物流を構築しております。 こうした状況のなか、当社はこれまでの低温物流のノウハウを活かした新たな展開として、医薬品物流に注目しています。医薬品物流には厳格な温度管理が求められますが、食品物流で培った私たちの知見とノウハウを活用できます。現在、三菱倉庫様との提携によって「食と医を支える新しい物流プラットフォーム」の構築をめざし、中国地区への配送を中心とした医薬品物流の展開を始めています。食に特化した物流会社から、温度管理物流で豊かな暮らしを支えるグループをめざします。
大局的な視野で物流業界の発展をリード
社会インフラを担う食品物流のリーディングカンパニーとして、ステークホルダーとともに環境・社会課題に誠実に取り組み、人々が笑顔で暮らし続けられる『持続可能な社会の実現』に貢献します。 北海道では天然ガスで走る冷凍冷蔵車のテスト走行を進め、EVトラックについても東京エリアで運行しております。またダブル連結トラックを活用した異業種の荷物の同時輸送を開始しました。この輸送においては、年間で20%のCO2排出量削減を実現するほか、ドライバー不足や労働環境の改善にも効果を上げています。こうした物流を取り巻く社会課題に取り組んでいくこともリーディングカンパニーである私たちの役割です。 これまではお客さまから商品を預かり、約束の時間・数量を安全かつ正確に運び、安全・安心の品質を守ることが我々の役割でした。しかし、これからは物流業界全体の発展をめざして、「キユーソー流通システムに出来ること」を主導的に動くことが求められます。 例えば物流の平準化を進めるにはお客さまやお届け先さまとも話し合い、工場の生産調整を含めて在庫を適正に管理することが必要になります。実際、小売業の85%は物流に関わる業務であり、製造業も製品を梱包した後は物流に委ねます。物流は想像する以上に社会全体に浸透しており、その課題解決には大局的な視野で戦略を立て、実行する必要があるのです。これから入社するみなさんには、業界のリーディングカンパニーの一員として、新たな物流の時代を拓くフロンティア精神を持って活躍していただきたいと願っています。
求められる大切な資質は、コミュニケーション力と変化に対応できること
物流業界の発展を主導すると聞くと、極めて困難なミッションに思えるかもしれません。 しかし、そのための特別な専門知識は必要ありません。まず求められるのはコミュニケーション能力です。その入り口である挨拶だけはしっかりできなければなりません。 学生のみなさんはデジタル機器の活用に長けているかと思います。しかしデジタル化がどれほど進んでも、ジャッジするのは人間です。そのときに知ったかぶりをせずに、素直に聞き、意欲を持って学ぶ資質さえあれば、大きな社会課題であっても変化に対応することができ、課題解決の糸口が必ず見つかります。 これはキユーソー流通システムの全ての部門においても必要な資質となります。 例えばシステム部門も、全ての人が専門技術を持って入社したわけではありません。その基盤にあるのはやはりコミュニケーション力(発信力・傾聴力)なのです。 人々が生きていくために欠かせない「食」と「医」。その安定的な物流を支える私たちは、社会に不可欠なエッセンシャルワーカーです。 私たちはここに自信と誇りを持っておりますので、ぜひ人々の暮らしと社会を支えたいという熱い思いを抱いて、キユーソー流通システムの門を叩いてください。
【入門】0からわかるキユーソー流通システム
KEYWORDでわかるキユーソー流通システム
持続可能な流通システムに向けて