KRSの入社理由

何らかの形で「食」に関わりたい。
選択肢を広く持った就職活動の中で
巡りあったのがKRSでした。

大学時代に園芸学部で「食」に関連した分野を専攻していました。その影響もあり、何らかの形で「食」に関わる仕事に就きたいと考えました。一般に食品業界というと食品メーカーや水産会社を思い浮かべることが多いですが、私の場合は運搬時の温度・環境変化が収穫物にどのような影響を及ぼすか、という食品流通に焦点を当てた授業を大学で受けていたこともあり、食品業界だけでなく流通業界も選択肢に入れた就職活動を行いました。その中で出会ったのが、食品に特化した物流企業であるKRSです。食品物流のパイオニアとして4温度帯の物流ネットワークを全国展開した先駆性や、国内食品物流業界トップクラスであり続ける安定性など、企業研究を進めるほどに興味を持ち、入社を志望するようになりました。
地域職を選んだことにはあまり深い理由はありません。勤務地域を限定して働けるため、転勤がないのが良いかなというくらいの気持ちでした。品質管理での業務は総合職と同等の責任感を持ち、重要な業務を任せられています。

現在の仕事内容

食品物流は「安全・安心」が第一。
ISO9001認証の維持を軸に
全社的な品質管理の質を高めています。

品質管理室には管理課、業務課、ISO監査課があります。その中で私が所属する管理課では、主にISO9001認証維持を目的とした各種業務を行っています。ISO9001とは、企業が提供する商品やサービスの品質向上を目的とした、品質マネジメントシステム規格です。お客さまに安定した品質の商品・サービスを提供するためには全社統一の基準のもと、同一の方法・手順で業務を行うことが必要です。また常に業務を見直し、継続的な改善を行う必要もあります。ISOは、そうした品質マネジメントの要求事項が細かく定められており、認証を維持するにはそれらの要件が満たされていることを、年に1度報告しなければなりません。管理課では、各部門の品質管理の実績を四半期ごとに集計して報告書にまとめるほか、全社統一のルールブックの見直しなどを行っています。また、実際に品質マネジメントが適正に行われているかを確認するために、ISO監査課とともに内部監査も実施します。
食品物流のリーディングカンパニーとして「食の安全・安心」を守ることは何よりも重要なこと。品質管理に関わる者として、常にその責任を感じながら業務に取り組んでいます。

仕事に対する思い

品質管理にはゴールがないように、
私も自分自身のPDCAサイクルを回し、
これからも向上し続けていきたいです。

品質管理にはゴールがありません。品質管理計画を立案して実行するだけでなく、常に検証・評価を行い改善し続ける必要があります。それに伴って社内のルールブックを見直し、チェックリストに基づいて社内監査を行うのですが、これが簡単ではありません。たとえばルールブックには「倉庫内では破損商品に赤い紙を貼る」という一文であっても、実際の営業所では破損報告→台帳変更→破損商品の移動・隔離が行われます。しかし、倉庫の大きさや取扱商品はそれぞれの営業所で異なり、より細かく見れば破損の確認や承認は誰が行うのか、どのタイミングで倉庫のどこに移動するのかなどは、それぞれの営業所の環境によって異なります。私は営業所勤務の経験がないこともあり、最初の社内監査では机上の理論と現場の運用状況の違いにとても戸惑いました。ただルールを適用するだけではかえって業務手順が複雑になってしまい、最も重要な品質管理に問題が生じるケースもあり得るからです。
そんな悩みを抱いていたときに上司からもらったアドバイスは「目的意識をもって仕事をすること。その場限りの仕事にならないようにすること」でした。ルールを変えて終わりではない。その効果を常に検証して、さらなる改善につなげることを心掛ける、という意味だと理解しています。この言葉をモットーに、私も品質管理と同じように、これからも自分自身のPDCAサイクルを回し続けて、向上していきたいと思います。

SCHEDULE

1日のスケジュール

田口さんは、どんなときも安心して仕事を任せられる人です。それは、部署として初めて挑戦するような大きな仕事でも、逆にどんなに細かな日常業務でも、田口さんはその目的や基本を大切にして着実に取組める力があるからです。一方、「これはKRSグループのためになるかも」と感じたことはどんどん自ら発信してくれますし、未経験の仕事のために新しい知識を吸収する姿勢もかなり貪欲です。そんなバランス感覚に優れた田口さんは、品質管理室に無くてはならない大切な仲間です!

思いをつなぐ仲間の目線

KOYAMA YURI

小山
ゆり

品質管理室 管理課

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